公営斎場の葬儀に参列する場合、受付で香典をお渡しするのが一般的です。香典の渡し方にもマナーがあるようです。香典の相場や書き方と共に葬儀受付での香典の渡し方についてお伝えします。
受付での香典の渡し方は?
葬儀には15分くらい前に到着しておくのがいいようです。1時間も2時間も前に着いてしまったとしても、受付では遺族を中心に葬儀会社の人なども準備をしているのであまり早い到着は歓迎されないようです。
受付が始まると香典を持参している場合、受付で渡すことになるようです。その場合、遺族の人か葬儀会社の人か分からないこともあります。ついつい何も言わずに香典だけをお渡しする事が多いようです。
この度はご愁傷様です~受付でのマナー言葉
「こんにちは」、「こんばんは」などと同じように、「この度はご愁傷様です」は葬儀において最初に使うべき言葉のようです。そのため、受付でも誰か分からない人に対してもご愁傷様ですと言ってから香典をお渡ししましょう。
香典の金額の相場は?
香典の金額の相場はこちらになります。
・親:3~10万円
・祖父母や兄弟姉妹:3万円
・会社関係や知人友人:5千~1万円
香典袋は黒白の結びきりの不祝儀袋を使います。表にはこのような言葉を記しておきます。
・御霊前:どの宗教でも使われているそうです。
・御仏前:仏式
・玉串料:神式
・お花料:キリスト教式
これらの言葉は水引を境に表書きの上段に書くようにし、下段部分には名前を書いておきましょう。薄墨がいいとされているようですが、ボールペンや筆ペンでもいいようです。
中袋の書き方は?
中袋の表には名前を書いておき、裏面には金額と住所を書いておきましょう。香典返しをする場合、住所があった方がいいという理由もあるようです。不祝儀袋の畳み方は、最後に上から下へかぶせるのが決まりのようです。悲しいことが二度と起きないようにフタをするという意味があるのだそうです。
袱紗(ふくさ)の包み方は?
受付で香典をお渡しする時は、袱紗から取り出しお渡しすることがマナーのようです。袱紗で香典を包む理由は、お金を汚さないように、悲しみをシェアするためにという意味が込められているそうです。袱紗にも包み方があります。
1. 袱紗を広げる
2. 香典を置く
3. 右→下→上→左の順序で折り、左が一番上になるようにする
袱紗の色を紫にすると、慶事の場合も使えるので便利です。香典はポケットなどから出すのはNGなのだそうです。装飾の少ない黒皮のバッグから取り出すことがポイントです。
受付までの香典の道のり~いつでも準備出来るようにするのがポイント
香典の中のお札については、新札は避けたほうがよさそうです。しかし、あまりにボロ紙幣を入れるのもマナー違反のようです。それなら、新札の中央を折り曲げて入れておくほうがいいようです。
もしものご不幸はいつ起こるか分からないので、いつでも香典を準備出来るようにしておきたいものです。