公営斎場で葬儀をあげる場合、いくつかの事についてタイミングがポイントになってきます。弔問、葬儀社への連絡、僧侶への連絡などです。今回は公営斎場で葬儀をあげる場合に気を付けておきたいタイミングのポイントをお伝えします。
弔問する人&来てもらう側のタイミングは?
故人の訃報を知った場合、かけつけることを弔問といいます。ご近所の人の死亡を知った場合、何かお手伝いすることはないかと聞くために、まずは訪れる必要があります。人手がたりていれば、お通夜に出席するための準備に戻ります。
現代では、家族葬などが多いので、遺族側としてもご近所の人に通知すらしないケースも多いんです。その場合でも、お通夜や葬儀が終わってから一週間以内に自治会などには連絡したほうがいいようです。
お通夜の前の準備で手伝ってもらったりした場合は、葬儀が終わってから同じく一週間後に、お礼にうかがうのがいいようです。手土産など持参するケースもあります。
お通夜と葬儀は同じ日でもいいの?
故人がなくなってから、何日後にお通夜、お葬式という決まりはありません。公営斎場の場合、友引の前や、正午前後は大変混み合っていることが多いのだとか。精進落としで、食事会などを開催するには、正午前に火葬を終えたほうがいいという理由です。
友引前に混み合うのは、できるだけ故人を安置する期間を短くしてあげたいためです。
逆に、混み合っていない時間帯は午前中などです。火葬だけでいいから、亡くなった日にすることはできるものでしょうか?実は、火葬をする場合、死後24時間経過していないといけないので、当日中は無理と考えたほうがいいでしょう。
連絡するのはどっち?公営斎場か葬儀社か?
公営斎場で葬儀をあげるけれど、手配は葬儀社にゆだねることがほとんどですよね。ならば、葬儀社に電話すればいいのではと思いがちです。
一般的に、公営斎場は安く、民営葬儀社での会館は高額なので、公営斎場に人気が集中しています。ですが、これでは民営葬儀社の経営は成り立ちませんので、出来る限り自社の会館で葬儀をあげてもらいたいと思うわけです。
民営葬儀社は、自社の会館をもちながらも、公営斎場と提携もしています。そこで、わざと公営斎場はスケジュールがいっぱいだが、自分達の会館で葬儀をあげれば待つこともなく、故人のためになるという理由で営業したりする葬儀社もあるようです。
よほど節約しようと思わない限り、それなら故人のために早く葬儀をしてもらえるところでいいか、となるわけです。ですが、民営葬儀社の場合、公営斎場で行う場合の倍近くもすることも。
まずは、公営斎場へ直接問い合わせ、予約状況を確認してみることをおすすめします。また、僧侶に読経をあげてもらう場合は、故人の僧侶のスケジュールの確認も必要ですので、葬儀場の予約とともに、空き状況を確認しておきましょう。
また、精進落としをする場合は、食事やマイクロバスの手配も必要になります。葬儀社にそのあたりも確認しておくことをおすすめします。コストをおさえたい場合は、近場に食べに行くなどもできるのかなどの確認もしておきましょう。
もしもの場合に備えてスケジュールをたてておこう
故人が亡くなってからでは、一気にいろいろなことをしていかなければいけないので、何か忘れていたなんてこともあります。
節約しながら、故人をしのぶ葬儀にするためにも、普段から一度スケジュールを立て、連絡すべきところをまとめておくのも1つですね。