無縁仏ではなくても、お葬式は、お通夜もいらないし、シンプルな火葬でいいよと言われている方も増えている今日この頃。一方で、格安なんて、どうせサービスがよくないんだろと思われる方もおられます。今回は格安葬儀の品質についてお伝えします。
格安で葬儀~品質はどうなの?
格安葬儀は、大手葬儀会社が提供するお葬式よりも、品質が悪いのでしょうか?安かろう悪かろうでは、事業は長続きしないのではないでしょうか。
実際、格安の葬儀屋さんは、大手とお棺などほとんど変わりないと言われています。格安の葬儀社を利用された遺族の方々も、お値段は安く、内容は満足のいくものだったと納得しているようです。
格安~安いといってもいくらくらい?
業界最安値とうたっている所の場合、シンプルな火葬だけなら9
5千円で提供しているようです。
【サービス内容】
●9
5千円の場合:区役所手続き、ドライアイス10キロ、霊柩車、お棺、自宅枕飾り、お寺紹介、位牌、スタッフ一名
●11
7千円の場合:9
5千円の場合のサービスに、骨壺と遺影写真がついています。
●23万円一日葬儀の場合:11
7千円の場合のサービスにプラスして、葬儀看板、受付一式付きです。
戒名、お布施、法事の会食、お通夜、お葬式の会食などはオプションになるようです。
どうして格安でお葬式ができるの?
お葬式で一番費用がかかるのは、お花代なのだそうです。大手では40万くらいかかるところもあります。一般的に格安葬儀の場合、お花は、ほとんどオプションとなっているものの、お花付きの格安葬儀なら15万くらいで出来るところもあるようです。
先ほどご紹介しました、業界最安値とうたわれている某格安葬儀社、もともとお花の仕入れ業者だったそうです。大手となんら変わらないお花を格安で手に入れることが出来ることから、品質のいい格安が実現できたのだとか。
大手葬儀社が高い理由はブランドだけじゃない?
大手葬儀社だから経営は安心とはいかないのが、葬儀業界なのだそうです。大手の通常価格とよばれる300万くらいの価格設定をしてしまいますと、10件に3件くらいしか繁盛は出来ず、残りの7件は厳しい経営なのだそうです。大手であってもサービスの充実をしない限り、淘汰されてしまう恐れも。そう考えますと、格安葬儀社はサービスにサービスを重ねた結果だと言えそうです。
大手が高い葬儀代を設定しなければいけない理由は、葬儀社のオリジナルの葬儀グッズのほか、建物、土地のコストを回収があるからです。また、大手では人件費も回収しなければいけませんので、その負担が高い価格設定の理由であり、負担は遺族の支払になってしまうということですね。
ますます広がるお葬式サービス
葬儀社自体が宣伝活動をすることもあれば、仲介会社が遺族のお気に入りの葬儀社を選んでくれるというサービスも利用されています。品質が悪いから安いのではなく、品質は同じだけれど、オプションとよばれるアイテムはあえて無くし、シンプルに仕上げたお葬式が格安だと言えそうです