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孤独死は今から準備が必要?対策ご紹介

お一人様の中で孤独死について考えられた事はありますか?夫婦でも、死亡時期は違うので孤独死になる可能性はあります。孤独で病気になってから、孤独死について考えるよりも今、孤独死になったらその後どうなるのかなど、孤独死に対する準備をお伝えします。

 

一人暮らしは孤独死の危険がいっぱい?

最近のことなんですが、友人のお母さんが85歳の友人の家に電話したところ、つながらないことがありました。電話の線がつながらないのか、倒れて電話に出ることが出来ないのかが把握できないまま大変心配したそうです。早速次の日に訪問してみたところ、ご本人はいたって元気で、どうしたの?という感じだったそうです。老後の一人暮らしには、孤独死の危険性がいっぱいです。

  • お風呂でおぼれる
  • 転倒してしまい、発見されずに衰弱する
  • 心臓発作、脳梗塞で倒れたまま発見されない
  • おもちを喉につまらせたものの、発見されない

など

ご近所で見守り体勢が出来ている場合はいいのですが、そうでない場合、気づかれないまま放置されてしまうこともあります。

孤独死を回避するための方法は?

発見されたから、死亡には至らなかったという嬉しい知らせもありますよね。転倒、お風呂での溺れ、心筋梗塞、脳卒中など、もう少し発見が早ければと後悔しないためにも、日ごろから訪問してくれる人をキープしておくことが必要です。

  • 宅配業者
  • お弁当を毎日頼み、持ってきてもらう
  • 見守り電話サービスを利用する
  • 新聞をとるようにする
  • 毎回定期便で、サプリメントなどを取るようにし、宅配業者が持ってきてくれる体勢をつくる

など

エンディングノートを活用

孤独死の前に、介護や病気を患う心配もあります。エンディングノートに介護になれば、どこで受けたいのか、病気になれば延命治療を望むのかなどを記しておけば治療にたずさわる介護や医療関係の人に自分の意思としての資料になります。また、エンディングノートは資産の場所、家屋や不動産の取り扱いなどを記しておくこともできます。さらにお葬式、お墓、戒名などについてもどうするのかを記しておけば、自分の納得する最期を迎えることができます。ペットと一緒に住んでいる場合、逝去後のペットの世話についてや財産の対処などについては、死亡してから効力が発生する、死因贈与になります。ペットのお世話をしてもらいたい人に、生前に話し合いで承諾してもらう必要があります。承諾してもらえたら、ペットの贈与契約書を書いておくことをおすすめします。ペットを育てるのにもトリミング代やフードなどの費用がかかります。ペットは相続財産として扱われますので、契約書には「ペットの面倒を●●さんにお願いします。●●円を養育費として相続します。」など書いておくようにします。負担付き遺贈になります。財産が多い場合は、管理運用費用が100万以上するものの、自分の死後財産を受け取る人や金額を指定できる遺産代用信託なども活用できます。

準備ができればお一人様を楽しもう

介護、医療、お葬式、お墓、戒名、財産の身の回りの整理が出来ましたら、あとは自由にお一人様を楽しむことをおすすめします。さらに自分の死後について、ハウスクリーニングなどもお願いすることを遺言書に書いておくと、家族にも負担がかからないのではないでしょうか。