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終活の目的とは?老後にしておくべきメリットとは?

終活は老後や死後の自分について、どうありたいかを描く活動です。しかし、まだ言葉が普及しているほど実際に活動されておられる人は少ないようです。終活をすることによるメリットを終活の目的と共にお伝えします。

終活の目的って何?
還暦も過ぎ、老後ライフを楽しんでおられる方も多い今日この頃、なぜ高齢になってまでしんどい終活なんてしなければいけないのでしょうか。
しかし、よく考えてみていただくと分かりますようにご自身のためだけのライフ設計なんて、今まであまりされてこなかったのではないでしょうか。就職前、結婚前はいろいろとお考えになったかも知れません。
しかし、結婚してからは家族のためだけに、いろいろな事を考えて人生設計されてきたのではないでしょうか。気付いたらもう定年、少しはゆっくりさせてもらおうかな、そんな感じなのかも知れません。
終活は、さらにもう少しご自身を見つめることで、今をよりよく生きる活動です。

・なんとなく→実際にしてみる
定年前は、定年退職したらああしたい、こうしたいなど、夢があったかも知れません。しかし、実際に定年退職すると、配偶者が病気であったり、ご自身の健康も心配になったり、経済的余裕も思ったほどなかったりとする問題があることも。

夢は諦めない~終活のメリット
実際に退職してみたら、毎日なんとなく楽しいと思って生活されておられるかも知れません。しかし、退職前に持っていた夢はどこへ行ってしまったのでしょうか。
終活は、忘れていた夢を思い出すことも出来ますし、今の状況で更なる新しい夢を見つけ出すことも出来ます。

自分と対話してみる
退職後も、孫の世話だけに徹することで日々の時間がないなどすることもあります。また、老老介護で疲れてしまうこともあるかも知れません。しかし、人生一度きりなので、ご自分の本当の楽しみについて、考える時間を持ち実践することも出来るのです。
必要なら家族にも協力してもらうことも伝えることは出来るはずです。終活は、自分と向き合い本当の楽しみをみつける機会とすることが出来れば、大きなメリットになるはずです。

死ぬ間際に後悔しないライフを~終活することで見えてくることも
例えば老後離婚があります。いつのまにか夫婦仲が冷えるケースですね。もしかしたら、老後離婚をせずに済んだかもしれない、こうしていたらよかったのかな、あの時ああしていたらよかったのかな、などと後悔することもあります。
家族との関係がいつのまにか崩れていたとしても、終活を利用し、自分と向き合うことで家族の関係がうまくいくこともあります。

よりよく生きる事~人生の終わりまで
老後を楽しむための行動指針が出来れば、きっと長生きしたいと思われるはずです。しかし、不老不死という言葉はまだ実現されていないので、誰にでも死は訪れます。終活には死までよりよく死ぬことも含まれています。
・葬儀形式
・宗派
・葬儀の予算
・お墓はどうするのか?
・仏壇はどうするのか?
・資産の引き継ぎや処分
など
これらは残念ながらご自身だけで決めることは出来ません。遺族つまりご家族と共に考える事が必要になってきます。もしもの際は遺族に負担をかけないようにする講座、つまり終活講座を開催しているところもあるようです。

エンディングノートを活用すればさらに便利
終活をすることによるメリットは、今よりも気持ちが軽くなり、さらに長生きしたいと思えるようになる事です。しかし、その域に来るためには、病気を治療したり、体力をつけたり、気持ちの変化が必要になるなどの時間も必要です。
しかし、終活をしないといつまでも現状維持なままになるようです。そう思うと終活も悪くないのではないでしょうか。エンディングノートは何をすべきかの項目も掲載されているので便利なようです。