空

遺族に迷惑はかけないのも終活~身辺整理は何からする?ポイントご紹介

終活の目的の1つに残された遺族に迷惑をかけない事があります。もしもの時のために身辺整理をしておけば、遺族も安心するのではないでしょうか。終活における身辺整理のポイントをお伝えします。

エンディングノートを活用しよう
エンディングノートには何をすべきかという項目が掲載されています。エンディングノートの項目に沿って終活をしていけば、遺族にとって有難い内容になるはずです。その中でも特に記録しておきたいポイントをお伝えします。

もう1冊ノートを準備
もう1冊ノートを準備してみましょう。そこにはこのような事を書いていきます。
・通帳の場所、口座番号や暗証番号
・株式の場所:取引会社、ID、パスワード、取引パスワードなど
・インターネット上の有料会員サイト:ID、パスワード、マイナンバーなど
・カード:カードの場所、カード会社名、番号
・保険:保険会社、資料の場所
→家族に内緒で医療保険の他に積立型の保険などにも入っているなどする場合は資料の場所や保険の内容も書いておくのがいいようです。
・習い事(有料):連絡先
など
つまり、もしもの場合ストップする必要がある番号や、資産の場所などを専門に記録しておくノートになります。

口座凍結への対応策は?
もしもの場合、主要な通帳が凍結されれば、遺族は葬儀もあげる事も出来ませんし、凍結が解除されるまでの間の生活費もままならなくなります。そのため、もしもの場合に備えて、配偶者名義で葬儀通帳を作ることもおすすめします。
例えば葬儀代金、全国平均は200万くらいなので、遺族の当面の生活費と合わせて300万くらいを配偶者名義の通帳にしておく対策が取れそうです。ただし、1年に110万以上口座振り込みをしてしまうと、贈与税が課税されるので100万ずつくらいを終活開始からもしもの時に備えて数回に分けて振り返るなどするのも対策のポイントのようです。

お一人様の場合
お一人様の場合、もしもの時は光熱費や通信費をストップさせる必要があります。
・光熱費や通信費:納品書や請求書などの使用料金明細を残しておく
・住居の解約に必要な書類
使用明細については、もう1冊準備したノートに1枚をサンプルとして貼っておくといいのではないでしょうか。そうすることで遺族も探す必要がなく、携帯会社、ガス会社や電力会社も分かります。

債務~借入金などは清算しておく
遺族にとって、残してもらいたい資産もあれば、残してもらいたくない資産もあります。借入金や債務は残してほしくない資産の1つです。そのため、終活とともに普段の生活を節約するなどし、借入金や債務の返済を完全に終わらせておくこともポイントのようです。

残された遺族のためにも~分かりやすい身辺整理がポイント
いらない物、残しておきたい物を整理することも身辺整理の1つです。しかし、高齢になると棚1つを移動させることも大変になったり、階段の上り下りも大変になったりします。葬儀の形態やコストなども決めておく必要もあるでしょう。
迷った場合はお近くの葬儀会社にご相談されるのも1つです。身辺整理はじめ、今時の葬儀~供養までアドバイスしてもらえそうです。