終活は人生において、何歳から始めるべきなのでしょうか。終活は残された遺族達へのものと思い込むため、ついつい先延ばしにしがちです。しかし、終活は自分のためでもあるのです。終活は何歳からすればいいのかについてお伝えします。
終活の目的は2種類?
終活には2種類の目的があるようです。
・自分の第2の人生をどう生きるか、自分のための整理
・自分が死んだ後、残された遺族のための整理
一般的に、自分の第2の人生のための整理をするのが定年退職後だと言われているようです。自分がスッキリしていなければ、遺族達のための終活もしにくいですから。
何から始めていいのか分からない?
定年退職したものの、妻とはライフスタイルが違うし、持病もあるしなどで老後を楽しく生きるための終活なんて、何から始めればいいのか分からないと思われた方もおられるでしょう。しかし、何から始めていいか分からないと思う事が出来ることは、すでにもう終活の一歩を踏み出しているのです。よりよく生きたいと思うことが出来ているということですね。
イメージしよう
まずはどんな風な自分になっていたいかをイメージすることが大切です。それが出来れば、あとはシフトしていくだけです。例えば、老後はずっと好きだったダンスをしたり、絵を描いて、世界各地を旅したいということであれば、まずは習い事探しから始めるなどです。
目的を模索している時も終活という旅の途中
終活は名前の通り、活動している時も終活をしていることになります。イメージした自分になる過程を楽しめること、その状況をメイクしていくことが大切です。
家族に理解を得たり、逆に、第2の人生を楽しんでいる配偶者と支え合ったりしながら自分の終活もしていくことになります。キャリアデザインセミナーを開催している企業もあるようです。
参考URL:http://www.insource.co.jp/kenshu/ke_career_lifeplan.html
終活~2つ目の目的~遺族のために何が出来るか?
自分を中心とした家族がいる場合はもちろん、いない場合も、自分がこの世からいなくなれば誰かが自分の代わりに、身辺整理をすることに。少しでも手間を省いてあげることが、遺族などへの感謝の1つになるのではないでしょうか。
・葬儀、供養の方法
・財産(通帳、カード、株式などの投資、骨董品、不動産、権利など)
・資産(家具、家電、衣類、雑貨)
・粗大ごみ系(自分にとっては、宝物であっても、自分がいなくなれば多分捨てられるだろうと明らかに推測できそうなもの。)
など
イメージとしては、自分がもう1人いて、自分が死んだ場合に身辺整理をする時に困らないようにする事です。そのためには、財産の場所やメールアドレス、パスワードなどをまとめて置くなどする必要も出てきます。
エンディングノートは便利
これらの事を秩序立てて、ある程度出来るようにしているのが、エンディングノートです。エンディングノートを遺族に見てもらえれば、楽に身辺整理が出来るという様にしておくといいのではないでしょうか。