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ガンバレはNG?余命宣告を受けた人に贈る手紙の書き方のコツとは?

余命宣告を受けた人にとって、1日は長く心細いものになっていきます。容貌の変化、痛みの激化など周囲には想像しがたい苦痛を日々味わっています。そんな余命宣告を受けている人に手紙を書く場合のポイントをお伝えします。

相手に指示するような内容はNG
心配するからこそ、相手に元気になってもらいたい、そう思うのは健康な人だからです。余命宣告を受けた場合、自分の死を受け入れるまでには段階があります。

段階1:まだ本当に死ぬとは思っていない
段階2:なんで自分だけがこんな目にあわなければいけないのかという怒り
段階3:神にもすがりたいほど生きることへの執着がある
→この状態の場合、周囲の人が健康な事に対する嫉妬もあります。
段階4:神様も信じられないくらい死が目の前に迫っている危機感
→毎日が怖いと思っています。
段階5:自分なりの解決策で死を前向きにとらえている状態
→この時になって、はじめて相手が自分のことについて、どんな解釈をしても平気でいられます。この時期になるまでは、どんな励ましの言葉でさえ、どうせあなたには分からないでしょうなど、否定的になっています。

最終段階になるまで心が成熟している人は少ないのではないでしょうか。表面的には明るく笑顔であっても、周囲の何気ない一言に傷ついてしまったりすることもあります。手紙もそれは同じです。

・早く元気になってあの時の笑顔をみせてね

・毎日頑張って生きていたら、もしかしたら死なないかも知れないよ。そういう人もいたから。私よりも長生きするかもよ。
→ジョークは余命宣告の方には、伝わらないことがあります。よほど慎重になる必要がありますが、一方、ジョークが受けた場合、痛みや辛さを緩和するすごい力をもっています。

・なんでこんな体になってしまったの?私は本当につらい。
→余命宣告を受けた人は、自分のせいでこんな体になったと思っておられる方もいます。その結果、自分のせいじゃないと強く思うようにしているので、あえ手紙で読むことは苦痛を与えてしまうのでNGです。

余命宣告を受けた人のことは伏せる~自分の今の状況などを伝える
自分は余命宣告を受けた人に、どんなことが今後できるのかなど具体的なことを伝えてあげると安心されるのではないでしょうか。ご家族の場合、今度はいつくるのかなどでも構いませんし、今度会う時は、好物の〇〇を持っていきたいな、などです。

余命宣告といつも共にいることを手紙で伝える
余命宣告を受けた人は、容姿がかわり、体重も激やせすることから、孤独になっています。あえていつも一緒だと声掛けをすることで、気持ちが戻ってくることもあります。手紙でも同じです。
自分が余命宣告を受けた人のことを常に思っているよ、いつも一緒だよということを伝える内容を書くことをおすすめします。

意外に素直な気持ちを表すだけでいい?
余命宣告を受けた人を気遣い、手紙の筆がすすまないことも。しかし、相手のことを思っているのなら、どんな内容でも伝わるはずです。パソコン入力は冷たい印象を与えるかもしれませんが、字体や絵などを盛り込めば楽しい内容になります。
しかし、手書きに勝るものはありません。NGな内容については気をつけながらも、余命宣告を受けた人が安心するような内容にすることをおすすめします。