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余命宣告されたらどうしよう?楽になる考え方ご紹介

余命宣告されたらどうしますか?死について一度は考えてみたこと、自分がもしも死んだらと考えた事がある方なら、少しは心づもりがあるでしょう。ですが、全く自分の死を予期出来ていない時に、余命宣告を受ければパニックになるはずです。余命宣告されたら楽になる方法をお伝えします。

 

この世とあの世はつながっている

余命宣告をされなければ、生きて行くために様々な事を考えていかなければいけません。余命宣告は苦痛を伴うつらいことです。余命宣告をされた時に、まず浮かぶのが死です。死んでしまうと、自分の気持ちや存在がストップしてしまうと思いがちです。消えてなくなるという言葉がありますが、消えてなくならないと考えてみてはいかがでしょうか?鎌倉時代の禅僧の道元は、過去や未来はなくて今が続いているだけだと説いています。そう考えますと、死後を未来と考えた場合、死後も今と考えることができます。死んでいる人と生きている人との違いは、体があるか無いかの違いだと考えるのもひとつです。今という時間はずっと続いていて、体はなくなっても、魂は未来にずっと生きていると考えれば、自分は死んでも無くならないと思うことができます。死んだ後の魂の楽しみ方などは、残念ながら生きている人間が知ることは出来ませんが、魂の世界はあるので新しい楽しみ方もきっとあるはずです。少しは死への恐怖は薄らいだでしょうか?

辛いのは周囲の人との別れ

今が幸せであればあるほど、余命宣告されたら辛いはずです。恋人、友人、家族、ペットなど相手が悲しむことを想像すればさらに、苦しくなることでしょう。特にお子様のいる親御さんなどは、残された子供達の安否が心配なはずです。死も肉体と精神があるように、死後の遺族にも物質的な面と精神的な面があります。

  • 物質的な面:経済的な配慮。
  • 精神的な面:余命宣告された自分がいなくなった後、遺族の心の支えとなる人がいないことへの配慮

物質的な面では、エンディングノートを書いておけば、残された遺族を安心させることができます。精神的な面では、お子様が小さい場合は、自分が死んで体はこの世からいなくなるけれど、気持ちはいつまでもここにいることを、子供にも伝えておくことが必要です。この時、ご自身が子供の気持ちになってしまい、ついつい涙ぐんで話をしたり、悲しい気持ちになったりしながら話してしまいがちです。その時はお子様に伝えないほうがいいでしょう。気持ちが明るくなっている時がおすすめです。

  • 目には見えないけれど、いつもお子様のそばにいて守っていること

これを伝えることで、お子様は本当にその時が来ても、寂しい思いに明け暮れることは無いとは言えませんが、和らぐのではないでしょうか。余命3カ月と宣告されたBさん。Bさんの場合は、自分が死んだら体はいなくなるけれど、心は生き物すべての中に移動するから、一輪の花1つにもBさんはいるんだよと、寂しさを与えないように工夫しながら小学校6年生の息子に伝えたそうです。

健康なうちにエンディングノートを

「余命3カ月の花嫁」という映画がありました。恋愛中の彼女が余命3カ月だと分かったら、一般的には費用のかかる結婚式はしないはずです。ですが、映画では余命宣告をされた花嫁の反対を押しきり、結婚式をあげることになります。結婚前の多感な時期の女性は、余命宣告されれば花嫁衣裳を着たいと思う人が多いようですね。余命宣告されれば、余命期間にかかわらず、自分がしたいことをすることをおすすめします。もう死ぬんだから、相手に迷惑をかけずにさっさと死んでしまいたいと思う気持ちもわかります。長生きしても死は必ず訪れるものです。115歳の寿命を一気に凝縮したと考えて、楽しいことだけを満喫すればいいのではないでしょうか。

余命宣告されたら楽しいことだけを考えるのがポイント

余命宣告は簡単に受け入れられるものではありません。ですが、余命宣告を受けなかったとした場合の、残りの人生の中で大変なこと、楽しい事が入り混じる中で、楽しい事だけを考えて生きていける時期だと発想を変えてみること、あの世という新しい世界が待っていると考えることで、この世への未練や悲しみも少しは楽になるのではないでしょうか。