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公営斎場でお葬式~遺体の搬送車の行先は自宅OR霊安室?

病院で息を引き取られた場合、ご遺体は自宅へ搬送するほうがいいのか、公営斎場の霊安室へ運ぶほうがいいのか迷うところです。
故人が死去された場合の、遺体搬送についてのポイントをお伝えします。

遺体搬送の流れを知りたい
日本では、死亡する方の8割が病院で最期を迎えておられます。病院では、公営斎場と提携されているところもありますので、死去されたら病院で遺体搬送車を手配してくれます。その場合、入り口には他の患者様もいますので、裏口に遺体搬送用通路を設けている病院もあります。
公営斎場と提携している民間葬儀会社は自社斎場を持たない、比較的小さな所が多いようです。特に民間葬儀社を決めていない場合、公営斎場の霊安室へご遺体が到着後、民間葬儀社の紹介やプランを、公営斎場の打ち合わせ場所で受けることもできるようです。

自宅へ搬送してもらう場合に注意したいこと
故人が自宅へ遺体を搬送してほしいと希望があったばあい、喪主の意見よりも優先されることが望ましいと言われています。ですが、死去された病院と自宅があまりにも遠い場合、タクシー代が数十万かかることも。
せっかく公営斎場で安いお葬式でいいとエンディングノートに書いてあったとしても、これでは本末転倒です。ですから、もしもの場合は、自宅に近い病院を選ぶことも節約の1つではないでしょうか。

遺体搬送の依頼を民間葬儀社にするときはココに気をつけよう
病院が葬儀社と提携をされていない場合、または搬送車が満車であった場合、自分達で民間の葬儀社に遺体搬送をお願いすることがあります。その時、遺体搬送だけをこちらはお願いしたにもかかわらず、葬儀社側は自社の斎場を持っており、さらに遺体搬送だけでなく、自社の斎場でお葬式、お通夜もあげるということで、契約にうつるところもあるようです。
そんなはずじゃなかった、遺体搬送だけでよかったのにとなれば、キャンセル料を支払わなければいけないことも。無駄な経費になりますので、遺体搬送だけの依頼はできるのかという問い合わせをしてから、お願いしてみるのがいいようです。

国内旅行中や海外旅行中のもしもの場合は?
旅行中にもしもの事があることも。沖縄旅行中に、北海道の方が死去された場合、沖縄の病院から北海道の家や、近くの斎場でお葬式となりますので、搬送車の手配をする必要があります。大手葬儀社または、遺体搬送専門業者がありますので、依頼することが必要です。
例えば、「ご遺体搬送どっとこむ」の場合、東京から青森の場合で20万円ほどになっています。タクシーなどでは深夜料金もかさみますので、倍以上かかることでしょう。

病院や実家そして公営斎場は近くにあるほうがいい
名医のいる病院に長期入院されている場合でも、出来れば最期は実家に近い病院で過ごされることで、搬送車代金が節約されますし、地元の公営斎場も利用できます。
住民票がなければ、公営斎場といえども利用料が倍以上違うところもありますから。