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公営斎場で葬儀をあげたい~何日まてばいいの?

公営斎場で葬儀をあげたいと何日も順番待ちをしている人もいます。どうして民営葬儀社で葬儀をあげることをためらうのでしょうか?公営斎場の人気の秘密を、市町村の火葬場の順番待ちの場合の対策にもふれながらお伝えしていきます。

公営斎場の葬儀は8日待ち?
ここ数年、年間の死亡者数は増え続けていること、公営斎場での葬儀や火葬が、民営葬儀社の葬儀会館でするよりも半額くらいなどのことから、公営斎場で火葬をあげてもらう人が急増しています。その結果、故人が亡くなった時は、丁度タイミングが悪く、公営斎場は満員で数日後でなければ葬儀や火葬ができないということになりがちです。
ですが、民営葬儀社での葬儀は倍近くもかかるので、遺族はドライアイスで継続的に遺体を冷やしながら、順番が来るのを待つことに。そもそも、どうして公営斎場の人気は高まるばかりなのでしょうか。

公営斎場の人気が高まる理由
その昔、火葬は貴族しかとりおこなうことができない崇高な儀式でした。ですが、火葬は一旦停止されてしまいます。時がたち、明治時代になり、伝染病患者の病気を伝染させないためには火葬がいいといわれるように。それ以来火葬が、民間にも普及し、一般的になりました。
昔は、お墓の近くなど、火葬場が身近にあったものです。ですが、より設備を良くした建物など、改良がすすむにつれて、住民にとってあっては困るアイテムとなっていきました。
例えば、土地を持っている地元の人々にとって、火葬場を建設されてしまうことは、土地の価格がさがることをも意味しているからです。火葬場の近くに住みたいと思う人はあまりいないので、過疎化も進むというわけです。今ある火葬場が飽和状態になっているのです。
それにもかかわらず、市民である場合と、そうでない場合で、会場の場合10万、火葬の場合5万以上もちがう公営斎場もあることなどから、隣の県の火葬場はあいているにもかかわらず、コスト削減のために利用できない事情もあります。

お通夜と葬式は火葬の後でもいい?
一般的に、お通夜のあと、お葬式そして火葬の順番です。ですが、満員の場合は、火葬を最初に持ってきて、遺骨だけになるものの、その後でお通夜、お葬式をとりおこなうことも視野にいれることがポイントです。
棺に遺体がないのも寂しいですが、火葬ができずに何日も自宅で安置する遺族のストレスや、故人の気持ちを思えば、早く天国へ送ってあげるほうがいいのではないでしょうか。故人が寂しがるからと、公営斎場での火葬を何日も待つことになった場合、葬儀前に遺族が体を壊すことにつながりかねません。実際に、火葬の前の待ち期間が長すぎることで、体調を崩されるかたもおられるようです。
ちなみに、火葬は死亡日から24時間経過していなければいけませんので、公営斎場の火葬場のスケジュールは、死亡日から24時間経過後の時間帯で探すことをおすすめします。火葬の順番待ち対策としては、遺体の安置場所を、自宅から斎場の遺体安置所へうつすことも1つです。

待ち期間が長いと分かれば遺体安置所も検討を
故人と少しでも一緒にいたい気持ちをおさえ、公営斎場の遺体安置所で預かってもらうのも選択肢として考えてみることも必要です。待つ人ができた場合、市町村、都道府県が連携し、費用を同じで違う公営斎場の利用を認めるなどする対策をとってほしいものですね。