公営斎場で個人の葬儀をあげる場合、お車代はどうしますか?遺族としては、遠方から来ていただいた方に、なんだか申し訳ないと思いがちです。
今回は公営斎場で葬儀をする場合のお車代についてお伝えします。
お車代は遺族が出すものなの?
遠方から、わざわざ親族がお葬式に来てくれる場合がありますよね。沖縄から東京、北海道から大阪など往復でかなりかかりそうです。家族で来るとなればなおさらです。そんな場合、遺族は気を使ってしまいますが、お車代は遺族が負担するものなのでしょうか?
結婚式の場合は、お車代として受け取る事が多いですよね。その理由は、招待状があるからです。招待状を受け取ればよほどの事がないかぎり、結婚式に参列しますよね。
その場合、主催者が強引に招待したというニュアンスもあることから、主催者側は来賓に、お車代としていくらか包むケースもあります。
お葬式は遠いといえども、故人のために、自分の意思で来るというニュアンスが、強いようなので、喪主や遺族はお車代を渡す必要はないようです。
経済的に負担が多い人の場合は?
ただ、経済的に苦しいにもかかわらず、故人のためにはるばる遠方から来てくれた親族などには、形式的にはしないと言っておきつつも、お車代を受け取ってもらうこともできるようです。
形見分けなどにも言えることですが、故人の生前に看病をしてくれた人などは、特別に親族ではないけれども、遺産の一部を渡すこともできるようです。
半分くらい出す場合も?
基本、公営斎場でお葬式をあげる場合のお車代はなしということですが、そうは言いましても、せっかく遠方からやってきてくれたのにと思われるかも知れません。その場合は、例えば交通費が6万円かかってしまったのなら、3万円はお渡しするなど、一部負担という事もアリなのだそうです。
宿泊施設については?
遠方から出席してもらう場合、宿泊施設についての手配はどうなるのでしょうか?お葬式なので、基本、喪主や遺族は手配もいらないとされています。ですが、遠方の方なので諸事情もわからないだろうと、手配だけをしてあげると喜ばれるようです。
支払については、喪主や遺族の負担でなくても、出席者に請求してもいいようです。このあたりも、お互いに認識の違いがあるとまずいのですが、一応負担は出席者側ということになっているようです。
お車代~遺族は準備する必要なし
公営斎場では、宿泊施設もあるところがありますので、公営斎場の予約確認をされるときに、空き状況をみておかれることもおすすめします。
近いところに宿泊施設があれば別ですが、田舎でない場合は、できるだけ斎場に近いほうがいいでしょうから。