お葬式

法要での食事で気になる&押さえておきたいポイントご紹介

お葬式が無事終わっても、法要の儀式が待っています。初めて法要での食事をとりおこなう場合、何から決めていけばいいのでしょうか?今回は法要における食事について、気を付けておきたいポイントや相場などをご紹介していきます。

 

食事の相場はいくらくらい?

仏教の食事では、お肉や魚を取り入れませんが、最近ではあまりこだわらないようです。食事の食は「じき」とも読みます。斎食とは法要の食事の意味で、2時間程度でいただく食事のことなのだそうです。法要の食事場所はいろいろです。

・食事処

・ホテル

・料亭

・お弁当

など

馴染みの料亭などでは、法要の食事時に送迎バスが準備されているところもあるようです。相場は大体4,000円ほどです。予算は香典によって変化するかもしれません。香典の相場はこちらです。

・親戚:2万~5万

・会社関係:3万~5万

・知人友人:1万~3万

迷った場合は1万~2万を包んでおけば間違いないようです。移動して食事をする場合、予算が4,000円であれば、お弁当のほうが充実していることもあります。家でお弁当をふるまう場合、お坊さんであるご住職も同席なさる場合は、仏壇に背を向けてご住職に座ってもらい、対照の席が下座となります。

法要で食事会を開催しない場合は?

法要では食事会はマストではありません。食事なしの場合は、出席者たちに引き出物を渡すことになります。引き出物のことを、法要では粗供養と呼びます。そもそも供養とは、故人、遺族、出席者みんなの幸福を祈るイベントです。どんなに高額な引き出物をふるまったとしても、天からみればつまらない物だということで、粗供養と呼ばれているようです。

【人気商品】

・ようかん、おかき

・お茶、紅茶、コーヒー

・のり

・タオル

など

粗供養の品物は、地域によってふるまわれるものが違うようです。

献杯と乾杯を使い分ける

乾杯は、結婚式や目出たいイベントで使う言葉ですね。法事の食事会の時に乾杯の音頭をとるようになった場合は、献杯と言うのがコツです。そして献杯では、飲み終わった後も拍手をせず静かな雰囲気でいただくこともポイントです。挨拶の最後に「それでは献杯。」と言うのが無難ですね。

 お供え物は法要の食事で持参すべき?

お供え物は、粗供養と違い、出席者たちが仏様のために準備するものですね。お供え物を持参すべきかどうかは迷うところです。家の仏壇を前にして、法要を行う場合、お供え物は喪主のものになりますので、法要が終わればみんなで分けることになります。ですが、寺院などでとりおこなう場合、お供え物は寺院のものですので勝手に分けてはいけないアイテムになります。あらかじめ、みんなで分けることがわかっている場合は、個包装されているものを選ぶことがコツです。お子様が参加する場合なら、フィナンシェやマドレーヌなどのお菓子があると喜ばれるはずです。他には、つくだ煮、お酒、ビール、乾物、おかき、ティーパックの紅茶などがあげられます。お供え物という幸せをみんなで分かち合うことが出来る代物であればいいのではないでしょうか。

お供え物を法要の食事会に持参する場合

のしを付けるのがポイントです。四十九日以降なら双銀結びきり(全国)、四十九日以前なら黄白(西日本)、黒白(東日本)結びきりで付けてもらいます。持参すれば仏壇にお線香をあげますが、直接仏壇に置くのではなく、喪主や開催者に渡すのがマナーのようです。