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民営より断然お得~公営斎場で葬式と通夜をあげるための方法

一般的にお葬式の相場は200万くらいだといわれています。高いと思われた方もおられるのではないでしょうか。高い理由の1つに民営の葬儀社の斎場やプランで行うことがあげられます。公営斎場でお得に通夜と葬式をあげる方法をお伝えします。

まずはお近くの公営斎場をチェック
公営斎場は民営葬儀社の保有する斎場よりも、かなり安く利用できます。公営斎場には、火葬場が併設されているところとそうでないところがあります。火葬場が併設されていない場合は、火葬場、公営斎場ともに、住民票の置いてある地域内で探すことがコツです。理由は、その区域(市町村に住民票をおいている)の方の場合とそうでない場合とで、斎場使用料が全然ちがうからです。
例えば、12歳以上の故人の場合で世田谷区のある公営斎場の火葬を利用した場合の料金でみてみましょう。世田谷区の場合は区民であれば34,500円で火葬施設を利用できるのに対し、区民でない人が利用する場合はなんと70,000円もかかってしまいます。
 

公営斎場は一律〇〇円という設定ではないの?
公営斎場の場合、利用するのは会場だけではありません。遺族控室や通夜振る舞い室など会場以外の使用料もかかってきます。火葬利用料は大体、区民とそうでない人との利用料は倍でしたね。ですが、斎場関係はさらに幅があり、多いもので3倍以上の差があります。例えば、世田谷区のある公営斎場の斎場内訳はこのようになっています。
・火葬待合室
→区民:20,000円、区民以外:60,000円
・会場代
→区民:56,000円、区民以外:170,000円
・遺族控室
→区民:14,000円、区民以外:42,000円
・会葬者控室
→区民:30,000円、区民以外:90,000円
・棺保管施設
→区民:3,000円、区民以外:9,000円
結局、斎場使用料と火葬料をあわせるとこうなります。
・区民:157,500円 
・区民以外:442,000円
通夜と葬式の2日を行う場合は2倍となります。市町村によっては、1時間あたりで価格表示をしているところもあるようです。その市町村に住民票をおいているところで通夜や葬式をあげないと損をすることになります。
違う県で別居している子供が、親の通夜や葬式を自分達の家の近くであげたいとなる場合、事前に親の住民票を子供の市町村へ移動するなどする必要があります。そうなると病院などの施設の移動もしなければならなくなります。

葬儀の中身は格安葬儀社へ依頼するのがベスト
公営斎場の通夜や葬式の中身については、斎場使用料にはふくまれていません。ここでも節約のコツがあります。市町村が紹介してくれる地元の葬儀社でもいいのですが、より節約をと考えた場合、全国展開している格安葬儀社はいくつもあります。
セカンドオピニオン的に、何社か見積をして一番価格をおさえられるところで、通夜や葬儀をあげることをおすすめします。
公営斎場が空いている日、そして僧侶の予定をまずは決めておきましょう。その結果を、格安葬儀社へお伝えし、その日に葬儀プランを実施してもらえるかどうかを確認しましょう。今流行している弔問客が30名以下の「家族プラン」では30~50万まででとりおこなうことができるようですから。
民営の葬儀社の場合、100名位のプランの一般葬は準備しているけれど、家族葬がないというところもあります。その場合、本当は家族葬の規模なのに一般葬プランで高い料金で葬儀をあげなければいけなくなってしまいます。
 

公営斎場と格安葬儀社プランで全国平均以下の費用の実現
格安葬儀社のイメージは安っぽくてみすぼらしいというイメージがあるようですが、全くそうではありません。必要最低限のアイテムだけを使っているというだけで、中身は本来の葬儀社が提供するサービスと同じです。
少しでも節約したいと思われた方は、今回ご紹介した、公営斎場と格安葬儀社プランを活用するのをおすすめします。全国平均よりもコストをおさえたシンプルな葬儀になるのではないでしょうか。