一人暮らしをすると寂しいだけだと思われがちです。孤独な一人暮らしを続けていると、寂しい感情が出てきます。寂しい感情が続くと、うつ病などにも発展していきます。今回は孤独な一人暮らしをしていても寂しいと感じない方法をお伝えします。
孤独の原因?寂しい感情って何?
一人暮らしをしていても寂しいなんて、一度も感じることがない人がいます。一方で一人暮らしは孤独で寂しいと思う人もいます。一人暮らしを経験された多くの方は、一度は寂しいと感じたことがあるのではないでしょうか。人間は孤独に弱い生き物だからです。寂しい感情は、肉体的苦痛を受けた時と同じ気持ちなのだそうです。寂しい、悲しい、辛い、悔しい、腹がたつなど負の感情は、人間が生きて行くうえで、ピンチの時の感情なのです。さらに防御のためにより鮮明に記憶していきます。寂しい感情が続くと、自分の気持ちの中の割合において、大部分を占めるようになってき、うつ病になりかねません。
将来に対する不安が寂しさにつながる?
孤独な一人暮らしが寂しいと思う理由はいくつかあります。
- このまま一生独身なんだろうか
- 自分が年老いて病気になったら、誰も助けに来てくれない
- もし自分が病気で倒れたら、生活していけるだろうか
- 今日も話をしていない。このままずっと一人だったら、どうしよう
など
これらに共通しているのは、未来を心配する感情から、寂しさが出来ていることです。人は、一時的な寂しさなら我慢できます、言い替えますと寂しい気持ちは、一時的に我慢出来ている状態だと言えます。ですが、未来永劫ずっと一人ではないのかと、ソワソワ心配しだす時、寂しいという感情がモクモクわきあがってきます。ですから、まずは将来に対する不安を取り除いてやることが必要です。どんな時に将来に対する不安がよぎるのでしょうか?
経済的なことは重要?
経済的余裕のない一人暮らしが続き、孤独で寂しいと思っているとします。経済的に、将来的にも余裕があれば寂しい感情を取り除く活動が出来るからです。生活において、経済的に余裕のない一人暮らしの孤独と、経済的に余裕がある場合とでは、寂しさや孤独に対する感情を除外する術が違います。経済的余裕があれば、気分転換に旅行や趣味を持つことができます。経済力がないことが孤独と直結している訳ではなく、孤独に対する対処の選択肢が狭まることは考えられそうです。経済的な余裕が出来たとします。それでも孤独で寂しいと思った場合は、ストレス、寝不足、栄養不足、太陽に当たっていない事で疲れている可能性があります。セロトニンが不足すると、寂しい感情を持つようになります。牛乳にふくまれるセロトニンは、疲労感を減らし、幸せだと思う気持ちを増やしてくれます。バナナ、アボカド、クルミなどにも入っていますので摂取するようにされてみるのも寂しい気持ちを和らげるための方法です。栄養も十分補給しているのに、寂しいと思う場合があります。歌手のジャニスチョップリンさんは、超人気スターだったにもかかわらず孤独と寂しさに苦しんだことで知られています。誰かに愛されたいと願う気持ちは寂しさをうみます。誰かに愛されたいと願うことは、誰かに愛されないからでもあります。モテるのに対象となる人に失恋すれば、多くの人に愛されているにもかかわらず、孤独を感じるようになります。
自己愛の不足が孤独の原因?
対象とする人から拒絶されたことへのショックは寂しさを増加させます。相手は自分の鏡だとも言われます。相手に愛されないから寂しいという考えの根底には、自分を愛せていない事が考えられます。まずは自分に愛情を注ぎ自信を持つことをしていきましょう。そうすれば、一人暮らしでも孤独だ、寂しいなどと思わなくなるはずです。自分に愛情を注げている人は、他人に何かしてあげたいと思います。その地点でもう孤独ではありませんし、寂しさからも解放されています。一人暮らしの場合、まずは自分に愛情が注げるくらいの経済力を持ち、自分を好きになってあげることが必要です。
孤独は一人暮らしのマストではない?
孤独のすべてが、1人暮らしだけが原因とは限らないことがわかりました。一人暮らしでなくても、自分に愛情を持てない場合は孤独になりがちです。一方で、一人暮らしは経済力、体力、気力が弱った時に頼れる人がいないので、孤独になりやすいことも確かです。ですが2人でいても、お互いに愛情がなければ孤独になることもおさえておきたいものです。