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孤独死への不安は高齢者だけ?若年層にも迫る危機

現代は、高齢者だけでなく20代、30代、40代も孤独死の危険にさらされています。孤独死を不安に思う理由と対策についてお伝えします。

高齢者は見守りシステムが充実している
あと10年もたてば、75歳の高齢者は約2倍近くにまで増えるそうです。そのため、一人暮らしの高齢者が孤独死を迎えても安心なように、地域のボランティアや民生委員、企業、光熱費の検針時などに見守るシステムが出来上がりつつある地域も出てきています。一番心配なのは高齢者なので、当然の対策ですね。
ですが、ここに見落とされがちな人達がいます。それは一人暮らしの若い世代です。結婚制度が崩壊しつつある日本では、生涯独身の世代も増えるでしょう。一人暮らしの20代、30代が困っていることで第一位は、何かあった時なのだそうです。孤独死も例外ではないようです。
健康で暮らしているならそれでいいでしょう。こんな時に特に不安になるのではないでしょうか。

失業中に何かあった時
仕事をしている場合、同僚、上司などがいますので、無断欠席が続いたなどすれば何かしら対策をとってもらえます。ですが、不安なのは失業中です。失業中に何かあると発見されないからです。
ある人は、失業中に栄養失調のために、突然、朝起き上がれなくなったそうです。そして3日間、寝床で過ごしたそうです。3日間飲まず食わずで、体を壊してしまうと鬱状態になり、ますます孤独死の危険が迫ります。
・高熱
・部屋での怪我・事故
・ぎっくり腰
など
このように、1人暮らしをしていると、突然孤独死の危機に遭遇することがあります。

孤独死は家族を持っていても起こる?
家族がいるのに、孤独死を迎えてしまう人もいます。Aさんは人づきあいがとても苦手でした。結局、家族と疎遠になり、病気になっても家族に知らせることができないまま孤独死を迎えたそうです。
逆に、お一人様でも、趣味などで交流を深めている人がいれば、孤独死を迎えずにすむようです。今日は来ていないな、心配だな、連絡してみようという感じですね。
ご近所づきあいが苦手な人は、まず自分が好きなことを見つけることです。そして、仕事以外に好きな事で交流を持てる人を探し、お互いに孤独死を避けるために交流していくといいのではないでしょうか。
また、経済的余裕がない人に対して、国がすべきこともあるのではないでしょうか。

スマホやポケベルなどの携帯通信機器が無償で持てるシステムを
孤独死を対策するというのであれば、経済的余裕のない人に、スマホやガラケーを無償で支給することが必要なのではないでしょうか。そうすれば、肩身離さずスマホを持ち歩けますので、危機がせまれば緊急連絡先に連絡を、自分ですることができます。
また、失業中の若年層の一人暮らしについて、緊急連絡先をつくり、ハローワークなどがポケベルのようなものでもいいので、支給し、何かあった時に、食事の支給や介護などの保護体制をととのえておくことも、これからの日本には必要ではないでしょうか。

孤独死への不安とは現状の不安
若年層から高齢者まで、孤独死を不安に思う人は、現在の生活に不安を感じています。まずは現在の生活に対して、改善をする対策をしていくことが、未来の孤独死を減少できるためには先決ではないでしょうか。