電卓と通帳2枚

公営斎場でのお葬式~お金はいくらくらいかかるの?

できるだけお葬式の費用はおさえてほしいと、故人のエンディングノートに書かれていた場合、探すのは、公営斎場です。
公営斎場は民営斎場よりも安いお金でお葬式やお通夜があげられるからです。公営斎場でのお葬式のお金についてお伝えします。

公営斎場はいくらくらい?
公営斎場は葬儀場を貸してくれます。例えば、市町村の体育館を使いたい時、予約を入れて使いますよね。それと同じ考え方です。
貸し会場だと言いましても、貸すのは会場だけではありません。火葬場がある場合は、火葬料金や待合室の料金も入っているからです。
斎場利用料は一日中使う場合、20万円前半から30万円近くまでありますが、午前8時から午後3時までなど時間決めのある場合は、4万円ほどで使うことができる公営斎場もあります。一般的に、夜から翌日午前までの利用のほうが、午前中から午後までの使用料よりも高く、倍ほどになっています。
地域によっては、その市町村の住民の場合とそうでない場合とで、5倍近くも値段が違うところもあります。また、遺体の種類(大人か子供か)によっても値段が違っていたり、会場が大小2種類あったり、大広間で夜の時間帯が一番高く70,000円、小広間で午前始まりの場合が一番安く25,000円となっている市町村もあります。また、待合室については、利用可能時間外になれば、オプション料金が2時間ごとに加算されるシステムのところもあるようです。

公営斎場を使う民間葬儀社とは?
公営斎場のホームページでは、公営斎場でお葬式をあげることができますよと宣伝している民間葬儀社があります。この場合、民間葬儀社は、公営斎場付近にある葬儀社として紹介されているにもかかわらず、公営斎場ではなく、自社斎場でお葬式をあげることを強制するところもあるので要注意です。
例えば、公営斎場に直接問い合わせればよかったのに、民間斎場に公営斎場が空いているかどうかを聞いてしまったために、公営斎場が空いていないと言われたために、倍以上もする葬儀費用を払い、自社斎場でお葬式をしてしまったという例もあるようですから。
そうは言いましても、喪主がすべて手配するのは大変なので、一般的には、公営斎場を使う民間葬儀社のプランでお葬式をするケースが多いようです。民間葬儀社で自社斎場を使わない場合で、公営斎場を使う場合のプラン料金には、公営斎場の会場料金が込みで設定されていますから。

公営斎場を使う民間葬儀社プランご紹介
まずは、公営斎場を探し、その公営斎場でお葬式をあげることができる民間葬儀社を選ぶことをおすすめします。
公営斎場のホームページから探す場合、その公営斎場が利用できる民間葬儀社で出てくる民間葬儀社の中には、自社斎場や寺院でのお葬式を見積プランに出しているところもあります。
どこの斎場を使っているのかを確認することがポイントです。何百万もする場合は、ほとんどは公営斎場を使っておらず、自社斎場、寺院、ホテルなどがほとんどです。

【公営斎場を使う民間葬儀社のプラン料金の例】
●家族プラン(15~30名ほど):地域によって、20万円前半のところもありますし、30万近いところもあります。60名に増えても、25~30万くらいのところもあるようです。火葬のみでも30万近くするところもありますので、安いところを探すことがポイントですね。
●お通夜がなくお葬式のみ(親族は10名、一般は5名の場合):20万ほどです。

火葬場のある公営斎場とそうでない斎場がある?
火葬場がある公営斎場とそうでない斎場がありますが、火葬場の料金も市町村で決まっていいます。民間葬儀社によって、火葬場の料金が変動することはないようです。
火葬場がない公営斎場を使う民間葬儀社のプランの中身は、火葬場のない公営斎場の使用料と、火葬場の使用料の合計となっているようです。火葬場の有無はあらかじめチェックしておいたほうがいいでしょう。

民間葬儀社が複数ある場合はいくつか見積もろう
公営斎場を利用する民間葬儀社が、地域にいくつかある場合は、それぞれの会社の見積をとり一番お得な民間葬儀社を利用することで、お金が節約できます。
また、公営斎場は混んでいることもありますので、まずは公営斎場に問い合わせをし、民間葬儀社を紹介してもらうことも1つではないでしょうか。