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余命宣告の病気も何のその~平気で向き合うアイテム紹介

病気による余命宣告は辛いどころではありません。自分の命のはかなさへの悲しみ、残された遺族に対する思いなど気持ちの整理がつかないことも。一方で遺族は事務的なことも整理していかなければいけません。今回は病気で余命宣告を受けてしまった場合のご本人が出来る対処法についてお伝えします。

 

余命期間をどう生きるか?

余命期間の宣告を受けたとします。この時すでに病気が全身に倦怠感を及ぼし、辛くて外出もままならないこともあれば、まだ外出も出来るのに信じられないと思うパターンがありそうです。

  • 余命宣告は宣告であり実現するわけではない

私などはついつい、あと2年だと余命宣告をされれば多分、2年で人生を終わらせるようなプランをたてそうです。好きな所へ予算に関係なく旅行に行き、美味しいものを食べ、好きな服やスイーツを買いあさるなどです。ですが、よく考えてみますと、余命宣告は世界の終りの予告ではありませんが、必ずしも当たるわけではありません。余命宣告を受けてからの生活習慣によって、寿命が延びる可能性もあると思えば、好き勝手に道楽を楽しむだけに徹するよりも、残された命をどう引き延ばすのかと考えるほうが得策だと思うようにもなります。もちろん、余命宣告なんだから、きっと延命しても他の人よりも長く生きられないんだろうと諦めてしまうこともできます。それは個人の自由なので、余命宣告を受けた場合の病の向き合い方や延命の実践も自由ですね。ただ、今だけでも色々な考え方が浮かんできます。いくつか挙げておくことも出来ますね。

死んだ場合のことも考えておくべき?

死者となった本人は横たわっているだけですが、残された遺族は魂がこの世からいなくなった肉体の自分を、霊安室へ運び、お通夜をし、お葬式をあげなければいけません。また、お部屋などの掃除や遺品の整理も家族に任せることになります。孤独死で死後数か月経過していれば特殊清掃、賃貸なら部屋の損失の補てんなど、より遺族に経済的負担もかかりそうです。重要なものはココにあるよなど、遺族のために自分の所持品について整理しておいてあげることは思いやりにもつながります。実際余命宣告された時には、きっと余裕なんてないので、ああしておけばよかった、こうしておけばよかったなどの後悔も出てくるのではないでしょうか。

おすすめ!余命宣告を受けた場合のエンディングノート作り

エンディングノートは一般的に、残された遺族のために残しておくものです。それをもう少し応用しましょう。

【もしも自分が余命宣告を受けたらノート】

・病気とどうやって向き合うか、立ち向かうのか

→延命治療をのぞむのかQOLを大切に過ごしていくのかなど。

・自分の人生観

→命について、寿命の長短と人生についてなど。

・もしも余命宣告を受けた場合の遺族への接し方

・遺族ひとりひとりへの思いをつづる

・預金、年金、生命保険金などの受け取り方についてまとめる

・相続にかかわる財産の処分(誰に何をあげるかなど。)

など

このように、余命宣告を受けた場合のエンディングノートを準備しておけば、遺族もご本人も安心ではないでしょうか。自分と向き合うことは、遺族と向き合うことにもなりますから。

気持ちと遺品両方の整理は余命宣告前にまとめるのがコツ

余命宣告なんて、ドラマの世界だと思いがちです。ですが、30代以降は生活習慣病や女性疾患など思いもよらぬガンなどの病気も想定しておかなければいけません。もしもの場合、遺族のためにそして自分のためにやっておきたいこと、自分が死んだ後自分が出来ることを、元気なうちにまとめておくことで、これからの人生の活力にもつながるのではないでしょうか。