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格安で葬式をあげよう~仏教でおすすめは浄土真宗な理由

格安で葬式をあげようとされている世帯が増えている現代。核家族化、高齢化が進んでいるため、葬式、仏壇やお墓にコストはかけられないという理由のようです。
葬儀の際の宗教は、世帯主が今までの宗派から変更することもできるようです。仏教でおすすめしたい宗派が浄土真宗な理由をお伝えします。

浄土真宗は仏壇もお墓もいらない?
浄土真宗の教えの基本はこちらです。
・本尊の阿弥陀如来を信じ、念仏さえとなえれば誰でも仏になることが出来る。
そのため、身1つで信じる気持ちさえ持っていれば、仏壇もお墓も準備しなくてもいいとされているようです。大きな仏壇を置くスペースはないけれど、本尊の阿弥陀如来様を拝みたいと思われる方もおられるでしょう。
その場合準備するのは、小さな掛け軸やスタンド型の本尊だけでいいとされています。仏壇で言えば、最上段の中心にある本尊だけを取り出したものです。楽天などにも5,000円以内で売っているようです。
それを浄土真宗のお坊様にお願いし、10,000~30,000円くらいで性根を入れていただくだけで、大きな仏壇と同じ効果があるようです。仏壇代とお墓代が節約できることになるようです。
参考URL:https://item.rakuten.co.jp/inaba-b/mituori-honzon-2/

モダンな仏壇でインテリアにもなる~コンパクトタイプなら簡単節約可能
仏壇のイメージは、大きくて立派だと答える方もおられるかも知れません。ひな人形や5月の節句の兜(かぶと)もそうですが、今はコンパクトながらとてもデザインもつくりも優れたアイテムが売っています。お仏壇も同じで、今は隙間スペースに置いておけるようなコンパクトサイズを買い求めることができそうです。
祈りのステージ「アリーナ」

葬式は格安葬儀社で節約可能
葬式の全国平均額は196万円ほどです。格安葬儀社を利用すれば格安で葬式を開催することができるようです。
通夜振る舞いや精進落としなどの飲食代、生花などの花代金、僧侶の読経代などが省かれているからです。その結果、100人未満の家族葬なら50万円以下であげる事も可能なようです。
今年93歳の家事アドバイザーの吉沢久子さんに代表されるように、終活の中で自分の葬儀は火葬だけでいいと言われている方もおられるようです。昔は火葬というと、葬式をあげてくれる身寄りがない人だけが利用する弔いの手段だと思われていたようです。
しかし、今は火葬だけにすることで、残された遺族に少しでも負担をかけないようにという考え方もアリなようです。火葬だけにするという考えは、会社関係やご近所関係を省略した家族葬よりもさらに合理的な考え方だと言えるからです。

宗派は変えられる
昔は寺院の檀家になることで、今で言う住民登録的な意味合いがあったのだそうです。つまり、昔は寺院が民衆を管理していたという訳です。いつでも引っ越しできるように、宗派もいつでも替えられるという訳です。
今、浄土真宗でない方であっても、浄土真宗に変更することは出来るようです。先祖代々から伝わってきた宗派を守るのがマストだという訳ではない、ということですね。ミニ本尊を飾り、大きな仏壇もお墓もいらない浄土真宗はこれからの格安葬式時代において、質素倹約タイプにはおすすめな宗派だと言えそうです。